星ゆけば   宇宙戦艦ヤマトよ伴に

過去・現在・未来…不滅の宇宙伝説“ヤマト”よ永遠なれ!

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あの蒼空(そら)を見上げて 前編

2015年 12月20日 13:38 (日)

アプレゲールネットアンソロジー。
久々の新作、、、
あ、 永久戦線 と 2269 も書かないと、、、

では、
あの蒼空(そら)を見上げて 前編
「そして艦(ふね)は還ってこなかったわ」
虚空をみつめながら、カヨは静かに呟いた。
カンジイは黙ってそれを聴き流すしかなかった。

時に西暦2199年、初春。
最後の地球艦隊と称され、朝焼けの蒼空高く出撃した数十隻の第一艦隊。
それはガミラス冥王星基地を叩くという表向きの作戦指令の下、編成された。
昨年末の戦闘となった、メ一号作戦=第一次冥王星沖海戦は地球側の惨敗。
還ってきたのは沖田提督指揮下の戦艦キリシマのみ。
あの作戦は何だったのか、何の為の犠牲だったのか、一般市民には何も知らされていない。

ここは第七宇宙空港のセンリガワ地区土手の高台。
宇宙空港に到着、出発するあらゆる宇宙船や航宙機を一般市民が鑑賞できるスポット。
それはまだガミラスの侵略がある前からのずっと続く航宙ファンのたまり場だ。

「今日も出発する宇宙船はないねえ」重い沈黙を破るようにミキバアがやや大きな声で言う。
「もう、地球には船はないんでしょ!?次にここへ着陸するのは
ガミラスの宇宙艦隊かも知れないってお兄ちゃんが…」まだ小学生のタクオも続く。

「タロウは、、、弟のタロウは補給艦に乗っていたの…
ほら、イソカゼ型は小型の駆潜艇か海防艦クラスの小さな船でしょ、大型の飛行機といってもいい大きさ。
そんな船が冥王星までの遠距離を航海するには補給艦が帯同しないといけなかった。そ
の補給艦1247号、それにタロウは乗っていたわ」思い出すように噛みしめるようにカヨは言った。

補給艦は任務が済めば進路反転、地球へ向かうてはずだった。
3隻は帯同した各々の補給艦が最後の冥王星まで帯同したのか、
損傷してまだ太陽系をさまよっているのか、全くわからないのだそうだ。

「きっといつか、補給艦1247号は還ってくる。
だからこうして私はここでその還りをいつも、いつまでも待っている…」
両手を合わせ祈るような恰好になったカヨに合せ、タクオも手を合わせた。

「そういえば地下で建造中という大型宇宙船の噂は本当なんかな!?」
カンジイの疑問にミキバアが うひひ とニヤニヤしながら答える。

「本当じゃよ」

つづく

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テーマ : 宇宙戦艦ヤマト
ジャンル : アニメ・コミック

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